子ども安全管理士

子ども安全管理士(CPP)とは、一般社団法人吉川慎之介基金による子どもの安全管理に関する認定資格です。
 
保育・教育現場、学校管理下その他レクリエーション等において、命を失う、重篤な障害を負うという、防げたはずの事故が繰り返されています。このような事故は、子どもたちにとってはもちろん、教育機関をはじめ子どもを預かる側にとっても非常に悲しい出来事となります。
私達は、子どもたちの声に耳を傾け『子供たちの安全を守り、命を育む』ということを具体的に実現していく必要があるのではないでしょうか。
子ども安全管理士講座では、医療、教育、法律等の専門的な立場から、そして、事故実例をもとに遺族の立場から、安全危機管理体制~事故(傷害)予防~事故後対応等まで踏込んで講義を致します。
 

<子ども安全管理士(CPP)とは>

子ども安全管理士は、子どもの安全・事故予防に関わる情報・知識を、保育・教育現場、家庭等、それぞれの立場・場所で活かし、社会として取り組む「子どもの安全管理・事故(傷害)予防」を目指します。子ども安全学会へ参加することで、現状の問題・課題について研究・対策・成果等の議論を共有し、子どもに関する安全意識を高めるための活動を広げていくことができます。

子ども安全管理士は、「看板資格」ではありません。

「子ども安全管理士」は、様々な立場を超え、子ども達と真摯に向き合い、子どもの命を守り育む社会を目指すために、開設した資格認定講座です。
 

<子ども安全管理士講座 登壇講師のご紹介>

土屋明広
金沢大学 准教授 人間社会学域 学校教育学類

非常勤講師として複数の保育士養成機関に勤務。

法社会学専攻。近年の研究テーマ:体罰、いじめ、学校事故。

教育・保育に携わる職業は、子どもたちの生命力を間近に感じ、その尊さを日々実感できる素晴らしいものです。しかし、子どもたちは、弱い存在であることも事実です。かけがえのない子どもたちを守り、その成長を支えるために私たちができることは何か、一緒に考えていきましょう。
小佐井良太
愛媛大学法文学部
総合政策学科准教授
法社会学専攻
部活動中の死亡事故など各種死亡事件・事故をめぐる裁判を中心に、紛争解決のあり方について検証・研究する。
教育・保育現場で子どもの命や健康に関わる重大な事故が発生した場合、どのような対応が求められるのでしょうか。講座では、事故後に民事裁判が提起された事例を検証し、裁判を通じた法的な問題解決の限界と弊害を明らかにした上で、望ましい問題解決のあり方について考えます。
猪熊弘子
一般社団法人子ども安全計画研究所代表理事
ジャーナリスト
東京都市大学客員准教授

「死を招いた保育」(ひとなる書房)にて日本保育学会第49回日私幼賞・保育学文献賞を受賞。

保育事故の取材を続けて15年になります。
あってはならない事故で未来を絶たれた子どもたちを知り、ご遺族の深い悲しみに触れるたび、二度と繰り返してはならないと強く思います。私の講座で日本や海外での事故の現状を知り、現場での実践につなげることから、保育事故ゼロの実現につながると信じています。
石井逸郎
弁護士
ウェール法律事務所パートナー

2009年度第二東京弁護士会副会長

2014年度関東弁護士会連合会理事等を歴任

学校や幼稚園・保育園は、親御様から大事なお子様をお預かりしています。そこで子どもたちの命や健康、安全に関わる事件が発生した場合、何らかの法的責任が生じ得るのは当然のことです。何も責任がない、なんてことにはなりようがありません。具体的事例を通じて、県や市、学校や園、一人一人の教師や子どもたち、親たちの法的関係と法的責任について、考察してみたいと思います。
内田良
名古屋大学大学院教育発達科学研究科准教授

学校管理下の重大事故を調査・研究する。
著書に『教育という病』『柔道事故』『児童虐待へのまなざし』。

「実態解明なくして,再発防止なし」。
「子どもの安全」は長らく教育界で重視されながらも,どのような事故がどの程度起きているのか,その実態はほとんど明らかにされていません。講座では,エビデンス・ベースドの視座から,学校における重大事故の実態を示し,再発防止策について考えます。
西田佳史
産業技術総合研究所
人間情報研究部門首席研究員
NPO法人Safe Kids Japan理事
東京理科大学客員教授
今、日本の学校環境下では、30秒に一回、病院を受診する必要のある事故が発生しており、安全で活動的な環境づくりが強く求められています。本講座では、子どもたちの健全な発育に不可欠な取り組みとして、安全で活動的な環境づくりのための科学的アプローチ(3Eアプローチ)、そのために利用可能なツールや安全学習キット、児童巻きこみ型(児童参加型)の安全推進事例、などについて分かりやすく解説します。
渡辺 直史
プラムネット株式会社
アウトドア共育事業部
統括リーダー
冒険教育インストラクター
EFR救急法インストラクター
元児童養護施設職員
第二期子ども安全管理士
冒険教育で培われてきた安全管理は、事故予防と教育効果を両立させるためにデザインされており、子どもの様々な体験活動にも応用可能です。「リスクマネジメントの基本手順」と「傷病者ケアフロー」は、これまで学んできた知識や経験を効果的に現場に落とし込むためのガイドラインとも言えます。ぜひご活用ください。子どもたちはもちろん、彼等の学びや成長を支える指導者の方ご自身の笑顔のためにも…
出口貴美子
出口小児科医院院長 NPO;Love&Safetyおおむら代表
日本救急医療教育機構(BLS)
長崎トレーニングサイト代表/TCF
慶應義塾大学医学部
解剖学教室、非常勤講師

子どもの死亡原因の第1位が「事故;Injury」である現状を打破するためには、サイエンスを駆使する必要があります。「科学的に事故を予防する」方法を、私共の地域の取り組みをご紹介し、皆様と一緒に考えたいと思います。

 
 

<今後の安全管理士講座のご案内>

今年度の子ども安全管理士講座の開講予定はございません。

 

<これまでの安全管理士講座(実施報告)>

一期~第四期の子ども安全管理士講座の様子は、以下よりご覧になれます。
子ども安全管理士講座 第一期~第四期のご報告はこちら

 

<安全管理士講座 関連情報>

長崎県大村市では、子ども安全管理士講座で登壇いただいた出口貴美子先生主催,Love&Safetyおおむらと大村市が共催で市内全域の保育園・幼稚園を対象とした大村市版子ども安全管理士講座を開講することが決まりました。
行政主体で初めての取り組みとなります。
子どもの事故予防と安全に関する取り組みが全国に広がることを願います。
「第1回 大村市子ども安全管理士養成講座」のご案内はこちら(PDF)

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